網代園

網代園

Ajirochayaは100年後もその場所に有り続ける、歴史と文化を継承するためのプロジェクトです。

長年、八王子市横山町で日本茶の小売業を営んできた網代園が所有する5棟の建物群を地域に開き商業・文化施設へと再生するプロジェクトです。JR八王子駅北口から徒歩7~8分の場所に位置し、南北を甲州街道と遊歩道に挟まれた細長い敷地には、明治30年代に建てられた2棟の蔵を始め、第二次世界大戦直後に建てられた日本家屋や店舗、昭和40年代に建てられたRC造のビルの計5棟の建物が密接しながら建っていました。今回の計画では、店舗の建て替えやその他4棟の改修を行なうと同時に、南北を縦断し細長い敷地の通り抜けを可能にするための路地や、遊歩道に向けて開いた小さなオープンスペースの整備を行なうことで、八王子の歴史や街の要素を集約した小さな街区をつくり出しました。

A棟は既存の店舗があった場所に新築された鉄骨造2階建の建物です。3つの長方形平面を持った家型のボリュームを2段に積んだ門型のような構成でAjirochayaの北側のゲートとしての役割も果たします。1階の2つのボリュームはkuraや網代邸といった既存建物の平面と平行になるように配置する一方で、2階のボリュームは前面の甲州街道にと平行になるように5°平面的に回転させた配置になっています。内部は外形の家型にしたがった船底天井の空間となっており、1階の大きなボリュームに網代園の店舗として、残りの2区画は賃貸スペースとして計画されています。また、1階の中央にはkuraに向かってrojiや、2階への階段を配するなど動線を集約しています。庇の伸びた切り妻屋根の外観は日本建築を彷彿させる一方で、各ボリューム同士の接地面を極力減らすことによって浮遊感や緊張感をつくりだしています。

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