deformed stairs

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deformed stairs

斜面に沿って建てられた旧老人健康村「美ら寿」の階段は、高低差のあるフロア間を繋ぐだけのものとしだけではなく、建築空間的にも重要な位置づけとして計画されている。その階段に新たな価値観を与えるべく、今回の展示ではあえて上り下りの際に違和感を覚える階段の実現を目指した。踏面300mm、蹴上130mm、計24段の既存階段に合板を張り、各段の踏面の傾きや蹴上の高さをわずかに変えることで、微妙な歪みを持った階段をつくりだす。従来感じる均一なリズムは歪みによって崩され、上り下りする人はその体験に違和感を覚えることとなる。

老人健康村という建物のコンセプトはもとより、一般に求められるものとも相反する階段の上り下りを通じて、わずかな歪みにも反応する身体感覚の繊細さを体感することとなる。

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